どうでもいい話題も、図にすればなぜか深く見えてくる。
この番組は頭の体操、時々悪ノリ。
見えるようで見えない構造をスッキリ整理する、そんな図解系ラジオです。
Podcast番組を持っている僕ですが、
なんだかんだ言って今まで一度もPodcastを聴いたことがなかったんですよね。
そこで橋場さんにおすすめしてもらった人気番組。
「マユリカのうなげろりん」の#202 秘密基地を聴いて大人の秘密基地について考えてみました。
最終的には勝手にマユリカの秘密基地の候補地も探していきます!
軽井沢で秘密基地を作っている
僕小学校3年生のとき、学校に「3年の森」という場所がありました。
教室のすぐ隣にある、小さな森みたいな空間です。
フェンスで囲まれていて、そんなに広いわけじゃないんだけど、落ち葉がたくさんあって、虫もいて、枝も落ちていて、あまり整備されていない。
ちゃんと“森”なんですよ。
そこで友達と秘密基地を作っていました。
木の枝を集めて、落ち葉をかけて、テントみたいにして、その中に入る。
敵チームと味方チームに分かれて遊んだり、枝を剣みたいにして遊んだりする。
小学校3年生らしいすごく素朴な遊びです。
でも僕の中ではあの風景がずっと残っていて、今でも「秘密基地」と聞くとまずあれを思い出します。
その原風景を今また別の形で再現していることです。
いま軽井沢の家の庭にちょっとした秘密基地を作っています。
本当に大がかりなものではないんですけど、木を組んで屋根を作って、座れる場所を作って、ちょっとこもれるような空間にしている。
娘と一緒に枝を切りに行ってそれを上に並べたり、穴を掘って柱みたいなものを立てたりもしました。
下にはウッドチップも敷いていて、少しずつ手を入れながら形を変えています。
その秘密基地の中で娘がご飯を食べている写真を見返して、すごくいいなと思いました。
外でバーベキューをして、そのお肉を秘密基地の中に持っていって、ライトを灯して、そこで食べる。
たぶん、ああいう時間ってずっと残るんですよね。
子どものころに自分が感じていた“楽しい”を、今度は娘と一緒に作っている感じがあって、それがなんだか嬉しいです。
大人の秘密基地は、趣味に全部振り切ったほうがいい
今回話していたのは、芸人さんが「秘密基地」を持つならどういう場所がいいか、という話。
そこで改めて考えたんですが、大人の秘密基地って、結局は「趣味に全部振り切れる場所」なんじゃないかと思うんです。
DIYがしたいならDIYでもいい。
でも、秘密基地っぽさの本質って、作ることそのものより、自分の好きなものを遠慮なく詰め込めることにある気がします。
たとえば、家族と一緒に暮らしている家だと、自分の趣味全開の部屋ってなかなか作りづらいじゃないですか。
インテリアの好みもあるし、置けるものにも限界がある。
でも、別で小さな部屋を借りられるなら話は変わる。
プラモデルでも、映画でも、漫画でも、ギャンブルでもいい。
とにかく自分が没頭できるもののためだけに空間を使える。
それって、かなり秘密基地っぽいと思うんです。
家の中に森を作る人を見て、確信した
僕が「大人の秘密基地ってこういうことだよな」と思った象徴みたいな人がいて、クワガタやカブトムシのために、部屋の中に森を作ってしまった人なんです。
土を大量に部屋に入れて、木を植えて、温度管理までして、クワガタやカブトムシを大量に育てている。
普通に考えたらかなりすごいし、ちょっと狂気すらあるんですけど、でも、あれはまさに究極の秘密基地だと思いました。
自分の好きなものに全振りしている。
しかも、それを自宅ではなく、ちゃんと別の場所でやっている。
家族と一緒の生活空間では成立しにくい趣味を、堂々と成立させるための場所なんですよね。
ああいうのを見ると、秘密基地って「何を置くか」じゃなくて、「どこまで自分の好きに振り切れるか」なんだなと思います。
どんな部屋がいいのか
そう考えると、秘密基地に向いているのは、地方の古民家みたいな大きな場所とは限らないんですよね。
むしろ、日常の延長でふらっと行ける場所のほうがいい。
映画を観るために、わざわざ遠くの古民家まで行くのはちょっと違う。
漫画を読むために何時間も移動するのも変です。
そういう意味では、拠点の近くにあって、思い立った時に行ける場所のほうがいい。
新宿周辺で、10万円前後くらい。
住むためじゃないから、多少狭くてもいい。
むしろ少し狭いくらいのほうが、秘密基地っぽさは出るかもしれない。
映画を観られるプロジェクターがあって、ちゃんとしたスピーカーがあって、漫画が並んでいて、ソファがあって、できれば小さい冷蔵庫もある。
もしその人の趣味に合うなら、スロット台やパチンコ台が置いてあっても面白い。
そういう「好きなものしかない空間」がいいんじゃないかと思います。
物件を見ていて改めて思ったのは、広さってそこまで重要じゃないということ
もちろん広いに越したことはないんですけど、秘密基地って、ちょっと狭くて、ちょっとこもれる感じがあったほうが楽しい。
大人になっても、それはあまり変わらないのかもしれません。
秘密基地は、童心と現実のちょうど真ん中にある

秘密基地って、子どもの遊びの延長みたいに見えるけど、実際にはかなり大人っぽいものでもあると思います。
何をしたいのかを考えて、
どこなら実現できるかを考えて、
予算や立地や音の問題まで考える。
でも、その一方で、
「この狭さ、ちょっとワクワクするな」
「ここに好きなものだけ並べたいな」
みたいな感覚もちゃんとある。
つまり、童心と現実のちょうど真ん中にあるんですよね。
それが秘密基地の面白さなんだと思います。
僕自身、小学校3年生のころに森の中で作った秘密基地の感覚を、今も持ち続けているし、軽井沢ではそれを娘と一緒にもう一度作っている。
だからこそ、大人の秘密基地の話も他人事じゃなかったんだと思います。
秘密基地って、単なる部屋じゃないんですよね。
その人の好きとか、記憶とか、ちょっとした執着とか、そういうものが一番素直に出る場所なんだと思います。